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63.表演会に向けて

2日後に表演会という、大勢の練習仲間に自分たちの学んできたことを見せるというイベントがあるので、表演ということについての心構えや注意事項を教えていただいた。

まず、心構えですが、先生は「楽しみなさい」と言われました。「開心」という言葉も習いました。胸襟をひらくという意味のようで、ありのままの自分を見せることのようです。そして、緊張はするだろうが、「緊張しないふりをすること」といわれました。外が変われば内も変わるといい、外見をゆったりとしているように振舞いなさいということでした。その中で、「武家の娘のように」という何か分からない形容をされました。これは、「凛とした美しさ」という意味のようで、にわかに身に着くものではないだろうと思いました。一つのヒントとして、片足になるときに、反対の手を実足の上に持ってくるようにすると片足で安定して立てるようになり気持ちが落ち着くと教えられました。

 

 また、動作に関しては、表演会だからということで、特に、最後の「収勢(シュオシ)」では、全員がそろって動作するように、6拍子の各ステップを確実にするように注意されました。この6拍子とは次のとおりです。

 ①十字手から掌をかえす。指先が手首よりも少し上にあるので、

  正面から見れば、手のひらが見える。

 ②手の角度をそのままにして、両手を左右に開き肩幅とす

 ③両手を腹前の高さまで下す。掌は丁度、水平になる。

 ④両手を足の両脇に降ろす。

 ⑤右足に重心を移す。

 ⑥左足をよせ、両足をそろえる。

 

 収勢の練習を何度も行い、全員が揃うようになりました。本番でもこのようにできるだろうと自信がわいてきました