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123.太淵と合谷

 先生は手首の12原穴のお話をされ、両手を組んでクネクネすることで、原穴を刺激することを教えてくれました。そして、特に今日は、次の2つの原穴について、太極拳の流れの中でいかに使うかを教えてくれました。 

太淵(肺関係のツボ)

合谷 (大腸関係のツボ)



これらのツボは、その部分を外に膨らますように使います。太淵は外に膨らますと、手首が外側に折れて前に出るようになります。合谷を外に膨らませると、手首が内側に折れて手首が上に挙がるようになります。

  

楼膝拗歩(ロウシーアオブー)の動作で、左足が前に出て、右手が前に押しており左手が下に押さえているところから始まると、この2つのツボの動きと手の動きは次のようになります。

 

右手:合谷が右外に向けて膨らみ掌が外旋しながら指先が前に向かいます。

左手:合谷が左外に向けて膨らみ掌が外線します。

 

この後、右手は胸前に、左手は肩の高さまで上がってきます。続いて、右手が左腰前に降りていき、これに合わせて左手の肘が曲がって掌が左耳の近くにきます。

 

 右手:太淵が膨らんで右手を内旋させ、掌を斜め下に向けますます。

 左手:太淵が膨らんで左手を内線させ、掌を正面に向けさせます。

 

つづいて、

 

 右手:掌を水平にして太淵を膨らませたまま体の前を半円形に払います。

 左手:掌を垂直に立てて、太淵を膨らませて正面に押していきます。

 

 (このように、1つの動作を細かく分解して細かく見ていくとこの両手の動きは、細かな部分まで調和していることに気がつきました。)